2023年12月2日(土曜日)、メイプルストーリーオーケストラコンサートの夜の部に行ってきました。
オーケストラコンサートは初参加だったのでWebでマナーを確認、結婚式の二次会くらいのフォーマルな恰好で参加しました。いざ現場に行ってみるとカジュアルな格好の方が多いイメージでした。音の出る服装・靴は避けるという最低限のマナーをおさえていればよさそうです。 SS席のチケットを購入したので、入場時にお土産がついていました。お土産の中身はパンフレット・シール・成長BOX・椅子&勲章・チケットホルダーでした。
お土産の中に入っていたパンフレットには、
- メイポの歴史
- セットリスト紹介
- セットリストに選ばれた曲や、その地域・場面の一言紹介
- 演奏者の方の紹介
といった内容でした。メイポの歴史を示した印刷物は初めてみました。貴重です。
限定物販もありました。私はアクリルスタンドを購入しました。
本当はオルゴールも欲しかったのですが、会場直後に入場して物販列に並んだにもかかわらず売り切れていました。再販の可能性も薄く、本当に残念です。
ホール外もメイポ一色で期待が高まります。
名刺をもってうろうろしている方がいたので名刺バトル(交換)を申し込んだり、憧れのあの人や、素敵なお召し物の方にお声がけしたりしました。交流メインの日ではないにもかかわらず、あの時お話ししてくださった皆様、本当にありがとうございました。
18:00時前に着席。いざ開演。以下、セットリストの紹介も含め、感想です。
第1部
| 曲 | 感想 |
|---|---|
| Start the Adventure|オープニングテーマ | まずは本公演だけ?のメイプルキノコがメイプルワールドを冒険するオリジナルムービーが流れます。ムービーが終わり画面が暗転、旧スタート画面の画像が表示され、演奏が始まりました。イントロを聞いた瞬間に泣きました。会場をすすり泣きがおおいます。 |
| Above the Treetops|リス港口 | こちらも新規ムービー付き、リス港を港側から映し出すアニメーションムービーで、見たこと無い画角が新鮮でした。マップ画面も写ったのですが、クラーケンだけ激しく動いていてそこはシュールでした。 |
| Floral Life|ヘネシス | こちらも新規ムービー付きだった気がします。ふるさとの曲。結構アレンジが効いているな!と感じたんですが原曲を聞き返してみると演奏している楽器は原曲とかわらないんですよね。不思議です。 |
| Moonlight Shadow|エリニア | 新規ムービーつき。鉄琴?グロッケン?の調べが凄く心地よかったです。静かで深い森で深呼吸している気分になりました。実際はスライムとかカズアイとか大量にいるんですけどね。 |
| The Fantastic Thinking|ルディブリアム | 大好きな曲。本当にルディの曲をオーケストラで聞きに来たかったんですよ。韓国のコンサートでは演奏されていなかったので不安だったのですか、本懐を遂げた瞬間、号泣しました。動転しすぎて曲名をFunny Time Makerと曲名を間違っていたりしました。こっちは三拍子の方です。 |
| Aquarium|アクアリウム | 壮大になりすぎず、軽やかでかわいらしい音楽で頭も揺れそうでした。木琴の軽やかなイントロは。透明度の高いアクアリウムの海中にポコポコ沸き立つ泡をイメージしているのかな、と毎度思います。 |
| The Temple of Time|時間の神殿 | 最近は行く機会も無いんですがやっぱりいい曲ですよね!カオ周りのストーリーもやっていたので思い出が蘇ってきます。ムービーにライカ・トド・リーリノフが大量に湧いており、「嘘の時間の神殿」とSNSで盛り上がったりしました。 |
| Queen’s Garden|エレヴ | ハープの演奏者の方が本当に優雅で、このイントロは女王たるシグナスに捧げられた曲なんだなあと思ったりしました。 |
| The Raindrop Flower|エレヴ | 好きなBGMで嬉しいです。木琴の方が軽やかに、ノリノリで演奏されていたのが印象的で嬉しかったです。曲順的に、豆電球移動でシグナスに謁見して、エレヴ街中を散策してるんでしょうね。 |
| Forgotten Names|雪原の吟遊詩人 | 雪原の吟遊詩人はストーリーがあまりに重くて打ちのめされた思い出のストーリーで、この音楽も耳に残っています。やりこみコンテンツ(シード)の裏付けシナリオなのもまた好き。アコギが物悲しくリュードの最後を飾ります。韓国のオーケストラを見るとエレガットを使っているみたいで、「オッ、こんなところまでクラシックだ」と思ったのですが、私には聞き分ける耳はありませんでした。 |
| Way Back Home|雪原の吟遊詩人 | ここで雪原の吟遊詩人のストーリーの一部がいきなり映し出されます。それまでマップ画像はでてたりはしていたんですが、いざゲーム本編が表示されるとちょっと恥ずかしいです。イントロは前の曲と同じなんですね。 |
| Evening Primrose|影の錬金術師 | 恥ずかしながら全く記憶にありませんでした。スクリーンに映し出された画面を見るに影の錬金術師ですかね。再度読み直す必要がありそうです。 |
| My Prince My Kingdom|シャレニアンの騎士 | シャレニアンも救いが無くて呆然とした記憶があります。メイポにはいろんな形の忠義があっていいです。いい曲なんですが、シナリオを思い出し体力使います。 |
| For Einherjar|アデル | アデル~シャレニアン実装頃に本格復帰したのですが、アデルまだ作ったことないんですよね!忠義と裏切りの話なんでしょうか。気高く素敵な曲で、次の260までのバーニングはアデルにしようかな、などと考えていました。 |
| Happy Birthday My Dear|カイン | カインは特に思い入れの無かったキャラクターだったんですが、お姉ちゃんとの戦闘ムービーとともに繰り広げられるこの曲からカインの悲しみや苦しみが直に届くようで、正直圧倒されました。曲がピタッ、と止まる瞬間があり、オーケストラの統率にも痺れました。 |
| Wonderful Moments in Narin|ララ | カインとの落差がものすごいです。春のうららかな陽気のなかをスキップしながら歩くかんじ。ララちゃんかわゆす。裏切りと復讐がテーマじゃない曲は最近では珍しいのかもしれません。 |
| Oasis in the Desert|カーリー | まさか最新職分まであるとは思わず嬉しい限りです。カラッとしている物悲しい音楽がカーリーに似合います。 |
第2部
| 曲 | 感想 |
|---|---|
| The Lake of Oblivion|消滅の旅路 | 嫌ほど聞いた曲ですが、やっぱりいい曲ですよね。アーケインリバーの始まりの曲がこの曲で本当に良かったです。 |
| Illiyard Moor|ヤムヤムアイランド | チューチューはボーカルがあるからかヤムヤムチョイス。あんまり行くことのないマップですが、いい曲ですね。 |
| Lacheln, The City of Dreams|レヘルン | 圧倒されました。この曲を目的に来ている人もいるかもしれません。元からかっこいい曲ではありますが、生の演奏を聴くことで自分の中で完成してしまいました。 |
| The Shattered Time|レヘルン | 時計塔・ルシード戦闘曲(たしか)です。前の日にルシードを丁度倒していたので、激闘が頭をよぎって、感動です。レヘルンの曲って2曲とも不穏な感じがあって好きです。 |
| The Tune of Azure Light|アルカナ | バーニングなんかなくちまちまレベルを上げていたとき、アルカナに行って石の精霊に合うのが目標でした。初めてアルカナに足を踏み入れて、BGMを聞いたときの達成感を思い出して懐かしくなりました。 |
| A Place Where Life Begins|エスフェラ | 好きな曲で、部屋を真っ暗にして聞いたりVRCのマップで良く聞いてたりしました。ゆっくりと盛り上がっていって、一瞬の静寂の後に、瞬くようにまた音楽が始まる構成がすごく好きです。 |
| Contaminated Sea|エスフェラ | 深く、沈んでいるような静寂な曲で好きです。エスフェラは2曲ともいい曲。 |
| Where Stars Rest|セラス | 「いのち始まるところ」に対する「星のねむるところ」なんですかね。素敵です。管楽器の方が手を叩いてパーカッションとして演奏に参加されていて、手拍子も旋律の一つになれるなんて!と感嘆しました。 |
| War Cloud|テネブリス | テネブリスフィールド(たしか)ストーリーはクライマックスです。エレキがかっこいい。 |
| Wave of Emptiness|テネブリス | コーラスは無くて、コーラス部分はストリングスでカバーしていた気がします。 |
| Ferocious Battlefield|テネブリス | フレと行ってもダスクが倒せません。力が欲しいです。この盛り上がるタイミングで1回目の触手飛んでくるな、とか思っていました。早く倒させてBGMを素直に味あわせて欲しい。 |
| Liberated Edelstein City|エーデルシュタイン | レジスタンスThe Day After専用の音楽があるんですね!暗黒後のエーデルシュタインは抑圧から解放されたんですね。いつものBGMの明るいアレンジです。 |
| Graveyard of Sword|セルニウム | 街じゃなくて墓の方で驚きました。墓はあまりなじみがないですね。 |
| Way Out of the Wildness | レベル緩和が来てもうすぐ行けるはず。ゲーム内で聞くことを楽しみにしています。 |
| Gravity Lord Rise|スウ | 良い曲ですが…耳を傾ける暇がありません。ゲリーメルの声が空耳で聞こえてきます。 |
| The Bloody Cage|ウィル | 原曲はコーラスが入っていますが、バイオリンでカバーされていた気がします。ぶっちゃけウィル3段階は曲に耳を傾ける暇がないのでゆっくり聞けてよかったです。 |
| Throne of Darkness – Phase2 | 勝手に汎用ボスBGMだと思っていました。いつか聞ける日が来るのでしょうか。 |
| Rising Sun|セレン | エレキがめちゃくちゃ格好良かったです。燃えニウムで聞けるのかな?楽しみです。かっこいいのに曲順が無茶苦茶なのが少し気になりました。 |
| New Beginning Not the End|暗黒の魔法使い | ここで一旦エンドロール。コンサートに参加している方々の一部キャラアバターや、キャラ名がスクリーンに流れています。ゲーム内外で知っている/お世話になっているあんな人やこんな人の名前があって嬉しかったです。自分の名前もギル員の名前もフレの名前もありました。写真が取れたらなぁ。 |
| The Land of Peach Blossoms|桃源郷(アンコール) | アンコールで最新マップ桃源郷の曲です!エンドロール後に拍手がやむと、ステージ上部のバルコニーに尺八奏者の方が現れる演出があり、何が起こるのかと心が踊りました。にくいですね。 |
| Ruination of Four Seasons|桃源郷(アンコール) | カリーンの戦闘曲なんですかね?いつになったら倒せるのやら |
| Four Auspicious Beasts|桃源郷(アンコール) | イントロの尺八が魅力的です。待ってろよ、桃源郷 |
前半は曲毎の拍手に苦笑いしながら会釈していた指揮者が、後半に行くにつれて、身振り手振りが大きくなり、会場の拍手さえもその手で操り、ノリノリで指揮されていたように見えたのが印象的でした。オーケストラの知識なんて「のだめカンタービレ」くらいしか無く、読んだうえでも指揮者の事をナメていましたが、会場の雰囲気をコントロールする振る舞いには感動しました。これは実際に会場にいなければ体験できなかったことだと思います。本当によかった。
演奏後も拍手が鳴りやまず、最後には指揮者が各パートごとに演者さんを起立させ、それぞれに拍手を促していました。楽器を持っている方は拍手に合わせて足踏みで拍手(?)していました。そうきたか。
話を聞くに千数百人来場者がいたらしいですが、そのほとんどの人が同じゲームを遊んでいる(もしくは遊んでいた)という異常な空間はもう味わえないんじゃないでしょうか。小学生くらいのお子さんもおり、ご両親がメイプラーなのかしら、などとほっこりしてしまいました。20周年の歴史は伊達じゃないぜ。
当日夜がボス固定なのと、次の日もあるので早々に撤退しました。20周年だけとは言わず、毎年恒例でやってください。 そう強く思いました。
2024/5/15 追記
なんとコンサートの一部始終が公式Youtubeで公開されました。現地に行った方も、行けなかった方も、これを見てメイポのBGMの良さと、BGMを聞いた瞬間に胸の内からあふれてくるメイポとの思い出に浸ってください。